1. 2020年度の教育改革で、小学生の「国語」はどうなる!?

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2019.04.17

2020年度の教育改革で、小学生の「国語」はどうなる!?

2020年度の教育改革で、小学生の「国語」はどうなる!?

―2020年度、大学入試に大きな変化が…―

 

すでにご存じの方も多いように、2020年度から大学入試が大きく変更されます。

(よく「2020年から」という記述もありますが、厳密には「2020年度から」なのでご注意ください)

 

これまでのセンター試験は、

 

・現代文(評論文)配点:50点

・現代文(小説)配点:50点

・古文 配点:50点

・漢文 配点50点

 

の4つの大問に関して、マークシートで解答するものでした。

 

4択、5択の中から正しいものを選択させる問題のため、当然のことながら、正解があることが大前提でした。

問題傾向が単純なため、「解き方」をある程度熟知していると、内容理解が薄くても問題が解けることもありました。

 

しかし、2020年度以降の問題サンプルとして公開された問題は、これまでの傾向とは全く異なったものになりました。

 

主な問題傾向としては、

 

・資料から情報を的確に読み取る。

・わかりやすく説明する。

・自分の創造力・考える力を用いて仮説を立てる。

 

などの、論理力、思考力、プレゼンテーション能力が必要な問題ばかりです。

 

 

ー小学生の「国語」はどう変わる!?  到達目標から紐解く国語の変化とはー

 

大学受験は、小学校、中学校、高校と勉強した、ある意味では「ゴール」と言える場所です。

最近、この意識は少しずつ薄れてきてはいますが、大学受験を学習の集大成と考える人は多いようです。

とすれば、ゴールである大学入試が変われば、高校、中学、小学校と授業内容に変化があるということは言うまでもありません。

 

今回は、小学生の「国語」に関して、これからどうなっていくのか、見ていきたいと思います。

 

まず、大きく変わるのが、「目標」です。

 

文部科学省は、成果目標に関して、次のような変更を打ち出しています。

 

現目標

国語に対する関心を深め国語を尊重する態度を育てる

 

新目標

国語で正確に理解し適切に表現する資質・能力の育成を目指す

 

「現目標」は、どのような能力を指しているのか抽象的ですが、「新目標」では、どんなことができれば良いのかを明確にしている点で、良い印象を受けます。

 

 

授業内容も大幅に変わる!? 国語の新たな取り組みー

 

では、新しい目標を目指し、授業も大きく変わってしまうのでしょうか?

他の教科に比べると恐らく、そこまで大きな変化はないと筆者が考えています。

 

但し、以下の力は国語のみならず、すべての教科で必ず必要になります。

 

1.考える力(思考力)

 

2020年度からは、すべての教科において、「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」が重要になります。

また、物事を論理的に捉え、整理し、それを的確に説明する(話す・書く)ことが重要です。

従来の教育の中心は、「知識を得ること」でしたが、今後の教育は「得た知識をどう生かすか?」がカギとなります。

 

2.他人の意見を聞く力・対話力

 

数年前からビジネスで最も必要なスキルの一つとして「コミュニケーション能力」が挙げられます。

新しい指導要領でも、教師が一方的に教えるのではなく、「アクティブ・ラーニング」と呼ばれる「主体的で深い学び」が実践されます。

ディベートを通じて意見交換をしたり、時には反対意見を述べたりと、生徒が自ら主題について取り組むことになります。

 

 

今回は、2020年度の大学入試の変更に伴う、国語に関して述べてきました。

不確定な要素が多く、抽象的な内容でしたが、「傾向」は掴んでいただけたのではないでしょうか?

 

また新たな情報が更新されれば書いてみたいと思います。