2022.01.17
アメリカンインディアンに学ぶ、ちょうど良い親子の"距離"

子どもの成長に伴い、たびたび現れる反抗期。多くの親の前に立ちはだかる育児の壁のひとつですね。
2~3歳頃のイヤイヤ期には、毎日のイヤイヤに疲れ果ててしまう。
5~6歳頃の中間反抗期と言われる時期には、言うことをなかなか聞いてくれない。
思春期を迎えると反抗的な態度になり、衝突が絶えない…。
時には投げ出したい気持ちにすらなるものの、もちろんほったらかしにするわけにもいかず、子どもとの距離感というのは親にとって難しい問題ですよね。
子どもの成長に応じて、適度な距離感を保つためにはどうしたらよいのでしょうか?
小さな子どもを育てるなかで多くの親が向き合わなければならないのがイヤイヤ期です。いつも「イヤ」ばかり言われると、疲れて果ててしまいますよね。実は、このイヤというのは、「親の言いなりにならない」というサインです。子どもが自立に向かって歩む第一歩なのです。
私たちは子どもを自分で考えて、自分で学ぶ、自立した子に育てたいと思っています。そういった意味において、子どもとの衝突を回避することができません。自立心が芽生えるときには必ず、親との衝突があるものです。
ですから逆に、なんでも親の言った通りに動いてくれる子どものほうが心配です。
衝突は自立心の芽生えとして、受け入れていくしかないのです。
反抗は自立の芽生え…と頭では理解できても、いつもイヤイヤばかりだと疲れてしまうこともありますね。そんなときには、選択肢を示してあげることが、助けとなります。
特に小さい頃であれば、イヤイヤの内容は身の回りのことになることが多いでしょう。食べるのがイヤなら、「お魚とお肉、どっちにする?」と聞いたり、お風呂がイヤなら「お風呂でもシャワーでもいいよ。どっちにする?」と聞いてみたり。
選択肢を示すと、すべてのことにイヤと言っていた子でも、ある程度は落ち着いて選んでくれるものです。それは選択肢を提示することで、「あなたの意見を尊重するよ」というメッセージを親が発しているからなのです。
最後に、アメリカンインディアンの教えと言われる「子育て四訓」をご紹介します。そこには、自立へつながる子育てに、どのように向き合うべきかが示されています。
乳飲み子からは肌を離すな
幼児は肌を離して手を離すな
少年は手を離して目を離すな
青年は目を離して心を離すな
子どもの成長に応じて、私たちも子どもへの接し方を変えていかなければなりません。そして最後まで心を離してはいけないのです。
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