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2021.03.23

皆さんは、「実語教」というのをご存知ですか?

実語教とは、平安時代の終わりにできたと言われ、

江戸時代になると寺子屋の教科書となった、

人としての生き方を説いている書物です。

福沢諭吉の学問のすすめの中でも紹介され、

それ以降1000年以上使われてきました。

なぜこの実語教がそれほど重宝されてきたのでしょうか。

それは実語教の中には人間が世の中で生きていくうえで、

欠かせない大切な知恵や教えが詰まっていたからです。

学びの大切さ、両親・先生・目上の人への礼儀、

兄弟・友達・後輩との付き合い方などについて、

たとえ話をまぜながらやさしく説いています。

対義になっているものが多く、とてもわかりやすです。

たとえば、

山高きが故に貴(たつと)からず

樹ある以て貴(たつと)しとなす

 

七田式教室では、この実語教を使って暗唱をおこない、

聴覚記憶を育てています。

一度聞いたら忘れない記憶をつくるため、

繰り返し繰り返し実語教の一文を暗唱します。

繰り返し暗唱することで、先人たちの大切な知恵を

潜在意識の中に入力していきます。

それは、子どもたちが大きくなって、道に迷ったとき、

ふっと、実語教から得たものが、力となってくれるはずです。

故七田眞先生は、『1000編繰り返し唱えれば、

その意、通ずる』とおっしゃっていました。

意味を教えずとも、自然と理解していくということです。

 

最近では、いろいろな方が実語教の書籍を出してもいます。

ぜひ、書店に行かれた際は、ご覧になってみてください。

そして、お子様と実語教の暗唱、取り組んでみてください。

 

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