1. お子さんをほめていますか?

ブログ

2021.05.10

お子さんをほめていますか?

お子さんをほめていますか?

お子さんが何か出来たときや、

言いつけ通り行動が出来たときなど、

「良く出来たね。」

「上手だね。」

「すごいね」

とほめていらっしゃると思います。

ただ、だんだんそれが日々繰り返されるうちに、

気が付くとほめる回数が減ってきたり、

または当たり前のようになってしまって、

ほめ言葉よりも出来なかったときの指摘の方が

多くなってしまうなんてことがあるのではないでしょうか。

 

保護者の方々にとっては当たり前でも、

お子さんにしては、ほめ言葉や励ましの言葉・ねぎらいの言葉は

何度言われても嬉しいものです。

そして、この「ほめる」行為に少し工夫を加えると、

よりお子さんのやる気をアップさせることができます。

 

ほめるポイントは5つです。

  • 達成する前にほめましょう。

多くの場合、子どもが何かを達成した時にほめることが多いと思います。

でも、年齢が上がるにつれて、何かを達成するというハードルも上がっていき、

見事達成してほめるというシーンは減っていきます。

しかも、達成したことをほめ続けると、

子どもは「とにかく達成すればいい。」と、

達成するための過程=努力の価値を軽く考えがちになる危険があります。

ですから、子どもが達成にむけて努力しているときに、

その努力していること自体を認め、ほめるのです。

 

保護者の方は、子どもの努力の結果がどうなるかは、

ある程度予測ができると思います。

そのため失敗しないように、つい手を差し伸べてしまいがちですが、

そこはグッとこらえてください。

最初から大人が合理的な方法を指示してしまうと、

素直なお子さんはその通り行い良い結果が出せますが、

そうでない子どもは、反抗してやらなくなることもあります。

また、結果を出した子どもも、自分で考えて行動したわけではないので、

長い目で見ると問題は残ります。

努力したけれど、思う結果にならずに悔しい思いをする、

そうして「ではどうすればよかったのか」ということを、

子ども自身に考えさせ、それを実践せるほうが、

本人の問題解決力を高めることができます。

「結果」ではなく「努力」の姿勢をほめることです。

すると、子どもは努力することの大切さを理解していきます。

 

  • 持ち上げるのではなく「感心する」こと

ストレートなほめ方がそのまま子どものやる気に結びつくのは、

だいたい小学校中学年くらいまでです。

それ以降となると、ただ「よくできたね。」

とほめられても逆に子ども扱いされているようで

喜ばない子どもの割合が増えてきます。

子どもにとっては、特に身内からのストレートなほめ方は、

なんだか自分が持ち上げられて機嫌をとられているように思いがちです。

そこで、子どもの機嫌をよくするために持ち上げるのではなく、 

子どもの言動がよいものであれば、

自分が感心しているということを伝えてみてください。

そのためには、子どもへの感心を高め、

良い変化を見逃さないようにアンテナをはることが大事です。

例えば、テストでケアレスミスがたびたびあり、

なかなか点がとれなかったお子さんが、最近合格点をとれるようになってきたら、

「合格点がもらえないと、残念がっていたけど、

最近、よく見直しているのね。自分で気を付けることが出来るようになって、

さすがだね。」

というように「感心している」ということを言葉にして伝えると、

子どもは自分が認められていると実感し、新たなやる気につながります。

 

  • 本人が自覚していない点をほめる

子どもの、本人自身もほとんど気づいていないような良い点をほめることです。

 たとえば、

「漢字が苦手って言っていたけれど、

今回のテストでは漢字が一番良くできていたね。頑張りの成果が出てよかったね。」

というように、プラスの変化を改めて意識させることでやる気につなげていきます。

本人よりも、第三者の方が客観的に判断できることは多いものです。 

 

  • 認めていることを行動で示す

たまには口でほめるだけではなく、行動で伝えてみることです。

たとえば、絵を描くのが好きなお子さんでしたら、美術館に出かけてみるなどです。

お子さんのためというのを前面に押し出すのではなく、

「自分が行きたいから」という態度で、計画をたて一緒に出かけてみてください。

すると、子どもも親の気持ちを重く感じず、素直に喜ぶと思います。

 

  • 自分以外の人がほめていたことを伝える

ご夫婦間や祖父母からの話の中で、

お子さんに対して語られたプラスの言葉を

お子さんにどんどん伝えていってください。

そうすると、本人が直接伝えるよりも、

さらに真実味を増して、ほめ言葉が染み渡ります。

「お父さんが、あなたがずいぶん集中力がついたってほめてたよ。」

と伝えてあげることで、子どもは自分を評価していることを

母親に伝えた父親を嬉しく思い、それを自分に伝えてくれた母親が、

自分を応援してくれていると実感します。

 

この5つのポイントを参考にしていただいて、

今日からほめ方を工夫してみてください、

そうすることで、お子さんのやる気もあがっていきますよ。

 

七田式の無料体験レッスンのお申込みは👇