1. 読み聞かせの大切さ

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2022.06.30

読み聞かせの大切さ

読み聞かせの大切さ

今日は読み聞かせの大切さについてお話させていただきたいと思います。
幼いころによく読み聞かせをしてもらった割合が、一般学生に比べ、
東大生は倍以上になっていることがわかりました。
また、中学生までに岩波新書を読んだと答えている割合も、
東大生の方がはるかに大きく、幼児・小学生の時期に
読み聞かせや読書の習慣があったということが明らかになっています。
では、読み聞かせで育まれるものは何だと思いますか?
まずは読解力です。
お子様が小学校に入学し、学校の先生から「お子様の読解力が不足しています」
と言われたら、それは、「家庭での読み聞かせが不足している」
と言われているのと同じです。
読解力とは。字のとおり、「読」んで内容を「理解できる」ということは、
全く別のことであり、一度に2つの力が求められています。
幼いころから読み聞かせを豊かにしてもらったお子様は、
聞いて、内容を理解する力を育てています。
これが、読解力の土台となっているのです。
そして想像力が育まれます。
1ページ1ページの絵、あるいは、文章から、そのさらに先にあるものを想像し、
理解しようとすることは、お子様のイメージ力を育みます。
イメージ力は新たな創造の源です。
また、文章から登場人物の気持ちや情景を想像し、把握する力は、
実生活での共感力を高めることにもつながります。
更に記憶力も育ちます。
絵本読みを続けると、お子様が同じ絵本ばかり読んでもらいたがることがあります。
そのときこそ、優れた右脳記憶力を育てるチャンスです。
読書には「多読」「精読」があります。
多読とは、さまざまな種類の本を読むことであり、
興味や関心の幅を広げるという意味でとても大切です。
精読は、同じ種類のものを何度も繰り返し読むことです。
繰り返し同じ文章・フレーズを読み聞かせる、さらに自分で口にして読むことで、
その内容が体の奥深くまで染み込み、目と耳を使った右脳記憶に繋がるのです。
お子様が同じ絵本を持ってきた時は嫌がらず、何度でも読んであげましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。