1. 子どもの能力を伸ばそう!1⃣

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2022.11.14

子どもの能力を伸ばそう!1⃣

子どもの能力を伸ばそう!1⃣

子どもの能力を物差し、指標の一つに、

IQ(知能指数)検査というものがあります。

IQ検査は、1人でテストを行うことで数値が出ますので、

一般的に4歳以降の年齢から実施できます。

様々な経験、知識を持ち、早く正確に答えていくことで、

IQ数値は伸びていきます。

また、小さな子ども対象の検査として、

DQ検査というものもあります。

DQとは、子どもの成長、発達をはかるためのものです。

もちろん子ども自身がテストを受けることはできないので、

お父さん、お母さんから見て出来ているかどうか

チェックをしていくことでわかるものです。

 

そして、もう一つ大事な指標となるEQというものがあります。

EQとは心の指数で、非認知スキルともいわれますが、

今これが重要視されています。

大人になってからの社会的成功にとって重要なのは、

学習意欲や忍耐強さ、やり抜く力など、

目に見えない能力ではないかと

考えられるようになってきたからです。

 

アメリカのシカゴハイツ幼児センターにて実施された、

ジェームス・ヘックマン博士の実験をご紹介しましょう。

ヘックマン博士は、この研究においてノーベル賞経済学賞を受賞しています。

低所得者の3~4歳の子どもたちに就学前教育を実施し、

教育を受けなかった子どもたちと比較するというものです。

学力につながる勉強(数字の数え方、書き方、読書、英語など)を

教えるクラスと、学力以外のスキルを鍛えるクラスに分け、

その子どもが大きくなったときどう成長をするのか実験をしました。

この実験は40年以上たった今も追跡調査が続けられています。

この実験からわかったことは、就学前教育を行うと、

学歴、収入、持ち家率がいずれも高く、

雇用が安定していて、反社会的の行為に及ぶ確率が

低かったことがわかりました。

この非認知スキルが子どもの成長において重要ということです。

 

EQをはかる物差しは次の2つです。

①自分の衝動を我慢する力が育っている。

②まわりの人を思いやる心が育っている。

子育てにおいてこの2つを育てることが、

何より大切なことと考えられるようになってきました。

 

EQが育っていない例をあげると以下のようになります。

①やりたいことは何をやってもいい。

②自分の気分で行動する。

③自分のしたことを反省しない。

④感情をコントロールできない。

⑤先生が間違った行動を抑えようとするとすぐムカつく。抑えた人を憎む。

⑥自分の行動に責任をとらない。

⑦弱いものにストレスを発散する。

みなさんの周りにこのような人いませんか?

小さいうちからEQをしっかり育てたいものです。

EQを育てるポイントは、“我慢ができる子に育てる”ことです。

子どもの自由をはき違えて、子どもの意思を尊重させる、

何でもしていいのよという風潮があります。

しかし、何も知らない、分からないのが子どもです。

ときに、親は叱ることも大事な役目です。

ぜひ家庭の中で1つ~3つくらい、年齢に応じたルールを作りましょう。

子どもにしっかり話をしたうえで、

ルールを守らなかったら叱ることを徹底しましょう。

親は一貫性を持ってその場ですぐ叱ってください。

叱り方は1分以内。行為を叱って人格を否定しないです。

そんな風にして、子どもにルールを守る、我慢をさせることをさせ、

感情をコントロールする術を自分で身につけていくのです。

 

ぜひ、ご家庭で実践してみてください。

 

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