1. 目の働きについて

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2021.05.05

目の働きについて

目の働きについて

皆様は、「視細胞」という言葉を聞いたことはありますか?

目に入った光はまず、網膜の奥にある光受容細胞である

視細胞によって感受されます。

光情報は視細胞で電気信号に変換され、

視神経を通って脳中枢に伝達されます。

そして人の視細胞には錘状細胞と桿状細胞の2種類があります。

錘状細胞は約700万個あり、主に明るいところで働き、

色を認識する赤、青、緑の3種の細胞からなっており、

網膜の中心部である黄斑部に多く存在し、中心視野を認識します。

桿状細胞は役1億3000万個もあり、暗所視の役割を担い、

白黒認識する細胞で色の認識はできません。

昔、太陽が沈めば夜は月明かりしかない中で生活していた時代、

人々はわずかな明るさの中でも影の濃淡でものを見分けることができたと

言われています。

これは桿状細胞が活性化した状態で働いていたと言えるでしょう。

それに引き換え現代の都会では、深夜になっても

歓楽街、商店街の照明は明るく昼夜の区別が無くなり、

家庭でも明るい照明の中、カラーテレビの大画面がいつでもついていたり、

PCやスマホの画面を長時間見続ける環境であります。

この環境で生活している私たちの桿状細胞はあまり使われておらず、

使われていない機能は当然低下していきます。

最近の子どもたちの読書離れの原因の一つは、

こうした桿状細胞の機能低下にあるとも言われています。

ところが、どんなに明るくカラフルな環境になっても、

学習や仕事には白黒認識は欠かせません。

本、新聞、教科書、テスト用紙、書類。

また桿状細胞の機能が衰えると、無意識に集中力の欠いた状態となり、

白黒認識を嫌がるようになる。

子どもたちの集中力の低下は大きな問題でもあります。

 

本を長時間読めない子ども。活字を嫌う子ども。

子どもたちはわざと集中していないのではなく、

認識力が弱く疲れてしまい、集中力が持続できないのです。

人生の岐路に立ったときにあるのが試験。

桿状細胞の機能が衰えている状態では多くの活字を前にして集中力を欠き、

十分な能力を発揮することは出来ないかもしれません。

七田式では桿状細胞を普段から刺激することにより活性化し、

本来の視細胞全体の働きを取り戻す、

そんなことも、取り入れたレッスンを行っています。

 

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