1. しつけは子どもの強い意志を育てる

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2021.10.01

しつけは子どもの強い意志を育てる

しつけは子どもの強い意志を育てる

本日は、子どもを育てていくうえで、

必ず必要になっていく、「しつけ」についてです。

 

まず、始めに大切なことがあります。

それは、怒りに任せて叱ることと、

子どもをしつけることは、

全く違うということです。

 

しつけで一番重要なことは、

子どもに己の欲望や感情に打ち勝つ、

強い意志を身につけさせることだからです。

 

子どもの個性を伸ばし、

創造性豊かな人間に育てるためには、

苦しみに耐え、欲求不満に打ち勝つ、

そんな子どもに育てることを考えなければなりません。

子どもの意志の強さ、耐える習慣は、

3歳になるまでにほとんど身についてしまいます。

3歳を過ぎて、聞き分ける力がついてから、

しつけを始めるのでは遅いのです。

このときまでに出来上がった性格は、

変えにくいものになっています。

 

何も知らない3歳までの間に、

いけないことはいけない、

と教えてあげることが大切です。

 

大きくなってから、子どもが非行に走る原因の1つは、

忍耐力の欠乏、すなわち自分の感情や気持ちを抑える意志の力が

育っていないことです。

我慢する力がないために非行化するのです。

人間の脳は、常に快を得て不快を避けるように動きます。

我慢するということは、一時的に不快になるわけですが、

我慢をすることによって、より大きな快が得られることを

理解させるのがしつけなのです。

これが、3歳までに、甘やかされて育ってしまうと、

常に直接的に快を得て不快を避ける思考回路が

形成されてしまいます。

たとえば、"泣く"という行為は言語が未発達な幼児期において、

意思を伝えるための重要な"手段"ですが、

これが行き過ぎると子どもは

「泣けば自分の要求が満たされる」

という思考回路を身につけてしまいます。

親は泣いている原因を理解しながら、

我慢させることも教えなければいけません。

 

子どもの欲求不満は我慢させられることから始まるのではなく、

実は我慢を教えられなかったことから始まるのです。

 

赤ちゃんは普段浅い呼吸をしていますが、

力強く泣くことで横隔膜が鍛えられます。

同時に腹膜も鍛えられ、

胃腸やその他の内臓諸器官も十分発達します。

よく泣くほど呼吸が深くなり、

内臓諸器官もよくなるというわけです。

泣いている子に、すぐ乳を飲ませると、

待つ習慣、我慢する習慣が身につきません。

 

しつけは、"子どもの我慢"と"親の我慢"の両方を育てるのです。

 

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