1. 基礎概念を極めよう!

ブログ

2022.09.08

基礎概念を極めよう!

基礎概念を極めよう!

基礎概念の取り組みは0歳からスタートします。

早い時期から良質な刺激をあたえ、

小学校に入学するまでには基本的なことを

理解できるように大人がサポートしましょう。

 

基礎概念というのは、日常生活をしていくのに必須な概念、

「色・形・大小・数・量・空間認識・比較・順序・時・お金」

この10個の要素を、5つのステップで理解していきます。

それは以下のようなステップです。

①弁別

②対応

③分類

④組み合わせ

⑤総合

弁別とは、「これは何」がわかること。

対応は「おなじ」がわかること。

分類は「ちがう」がわかること、

または「おなじではない」がわかることを指します。

そして、組み合わせからは、すこし高度な内容になります。

組み合わせとは、2つ以上の情報の組み合わせがわかることです。

例えば、赤い丸・小さい四角などです。

最後に、総合です。

これは情報が3つ以上になります。

赤い大きな丸・青い小さな三角などです。

 

基礎概念の入力は、まず色と形から行いましょう。

色を入力する際には余計な情報は付け加えず、

「これは赤。」

「これは青。」

「これは黄色。」

などと言葉にしてきます。

色を入力する段階で「赤い丸」などと言葉にしてしまうと、

お子さんは混乱してしまいます。

必ず、教えたいことだけを入力するようにしましょう。

形を入力する際にも、同様の手順で行います。

 

継続して入力を行っていき、問いかけに対して

「ちがう」などの言葉が出てきたら、

どっちあそびを楽しむこともできます。

 

どっちあそびとは、

「赤はどっち?」

などの問いかけをして、

実際に正しいものを

お子さんに取らせる取り組みです。

実際に手で取らせることによって、

お子さまがどこまで理解しているのかを、

確実に確認することができます。

また、どっちあそびでは、

分類の力も確認することができます。

 

例えば、ママが「赤はどっち?」と聞き、

パパにわざと間違ったものを取ってもらいます。

この時のお子さんの反応をしっかり見てください。

「ちがう」などの反応が見られたら、

弁別・対応・分類の3段階が理解できているサインになります。

 

ここまでできたら、次は組み合わせと総合です。

色と形を入力した時と同様、

「赤い丸」

「赤い大きな丸」

などと入力してからどっちあそびを行います。

この取り組みを繰り返せば、年中さんから年長さんで、

総合がわかるようになっています。

 

基礎概念は日常を過ごしていれば、

自然に身につくと思われがちですが、

実はそうではありません。

前述の取り組みだけではなく、

日ごろからどんな声掛けをするかも重要になってきます。

日常のお買い物やお散歩にでかけるときも、

ぜひ周りのものに目を向けさせてあげましょう。

 

「おはよう。今日はいい天気だね。お日さまがまぶしいね。」

「ひまわりが咲いているね。黄色だね。」

今の季節についての声かけもたくさんするといいですね。

 

他にも、お子さんにお願いをするために、

基礎概念で取り組んだことを使ってみてください。

「青いタオルを取って?」

「赤い箱をママにちょうだい。」

こんな声かけになると思います。

 

取り組みは、毎日の繰り返しが重要です。

ご家庭で、継続的に声かけ、取り組みを行っていきましょう。

日常に隠れたチャンスを逃さず、

たくさん声かけをしてあげてくださいね。

 

七田式の無料体験レッスンのお申込みは👇