1. 「大きい心」を育みましょう!

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2022.11.23

「大きい心」を育みましょう!

「大きい心」を育みましょう!

子育ての時期で、2歳のいやいや期が終わったかと思うと、

今度は、理屈や不機嫌な態度で親子関係が複雑になる時期があります。

このころを「聞き分けの時期」などと言います。

今まで意味もなく、「いやいや」を通したり、

ごねたりしてきた時期が終わり幼稚園や、

保育園の生活にも慣れて、集団の過ごし方にも

対応しているのにどうして?

と疑問に思う親御さんも多いと思います。

 

子どもの心はもっと複雑に周囲の状況に対応しようとするものの、

うまく自分の我と折り合いをつけられずにいます。

まだまだ、理屈が合わないんですね。

そのため時として、やや過激な行動や言動に出てしまいます。

 

そこで、お母さまは普段から穏やかな時に

「大きな心と小さな心とどっちが良いと思う?」

と聞いてみてください。

たいていは、「大きな心!!!」と答えてくれます。

大きな心とは、正しくて、優しくて、

相手のことを思いやることのできるお利口さんの心です。

小さな心とは、相手の心を思いやることのできない、

ちっぽけな、つまらない心です。

普段の生活の中で、子どもに考える機会を増やしていきましょう。

相手を困らせるのは、小さな心。

おもちゃを貸してあげたり、順番が待てるのは、大きな心です。

繰り返していくうちに意味が伝わり、聞き分けをつけるヒントになります。

 

相手の気持ちを理解するのは、大人になってからではありません。

子どもでも十分に理解できる年齢に達したならば、

理解を促せるような会話をしていきましょう。

 

こんな教室でのエピソードがありました。

講師とお母様がお話をしていた時です。

4歳になった息子さんが、

「早く帰ろう!早く!」

と何度も大声で叫びました。

するとお母さまは落ち着いた口調で、

「今、お母さんは、先生と大事なお話をしているの。

帰ろうと言うことじゃなくて、

あなたがどのくらい待ったら良い?

と聞くならわかる。

でも、お話ししているのに、

早く、早く、帰ろうっていうのはおかしいでしょ。」

と、ぴしゃとお話されたそうです。

この様な場面ではよく、お母様が

「はいはい。もう少し!」

「わかったから、待ってなさい!」

「うるさく、言わないの!!!」

といった対応になりがちです。

「よく見てごらん」と、

講師とお母さまの立っているところを指で指し示し、

子どもに促したようです。

そして、帰り際に

「よく待ってくれたね。ありがとう!!!」

とにっこり話しかけていました。

 

「聞き分けの時期」は、相手の気持ちを察する豊かな心を育む大事な時期です。

なかなか子どものこころと向き合うことが難しいときもあると思います。

普段の何気ない会話の中で、「大きな心と小さな心」のお話をしてみてください。

 

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